保育士の日常は、予想もしない出来事でいっぱいです。ここでは保育園の元園長が、保育士ならではの「保育士あるある7選:風邪もらいがち、匂いでわかりがち、100均行きがちなど」紹介します。
①一年目の時、ありとあらゆる風邪をもらいがち
保育園は様々な菌が混在する場所。一年目の保育士はありとあらゆる菌をもらい、一年間かけて一生体調不良になるという保育園の洗礼を受けます。皆が通る道なので安心してください。
ワンポイント:栄養と休息を十分に取り、適度な運動もして、免疫力を上げましょう。定期的な健康診断や、予防接種もできるとなおよいですね!
②プライベートの時に保護者に会うと気まずがち
通勤などのすれ違い時なら問題ないのですが、買い物先やレストランなどで保護者に出会うと変な空気になります。お互いに話しかけた方が良いのか、そっとしておいた方が良いのかという高度な読み合いが発生するのです。
ワンポイント:笑顔で挨拶してみてもいいかも。プライベートでもプロフェッショナルな姿勢を見せられると、保護者からの信頼アップかも。
③親戚や友人の子どもをみさせられがち
親戚や友人などの集まりの際、「プロがいるからみてもらおう」「プロ安心」などと言って、なんとな~~~く子どもの世話していることが多い気がします。
ワンポイント:「今日はオフの日でして…」と軽く断る勇気も実は大切。または、みることになったら、自分1人ではなく、他の人も一緒にみてもらうように頼んでみましょう。
④匂いで子どもの衣類が分かりがち
子どもの衣類に名前が書いてなくても匂いを嗅げば一発で誰の物か分かるようになります。もはや名前が書いてあっても、匂いの方が早い&精度が高いまであります。
ワンポイント:このスキルは保育士ならではのもの。新人のころ、先輩がやっていて「エスパーかなにか?」と驚きました。しかし! 子どものプライバシーには配慮し、必要な時にのみ活用しましょう。
⑤100均に行くと保育に使える物がないか無意識に見てしまいがち
「これ製作に使えそうだな」「これ玩具で使ってみたら楽しいかもな」等、気付いたら保育で使える場面がないかばかり考えてしまいます。その結果自分の買い物を忘れます。
ワンポイント:買い物リストを作ると同時に、「保育アイデア帳」を持ち歩き、ひらめきをメモしておくと良いでしょう。そうすることで、プライベートや仕事中の買い物もスムーズに。
⑥子どものモノマネが上手い保育士がいがち
どの園にも必ず一人はいる気がします。子どもの特徴を的確に捉え、そっくりなモノマネを披露している保育士がいます。嘲ける気持ちではなく愛しい気持ちでやっている人が多いので、許してあげてください。
ワンポイント:モノマネはチームのムードメーカーになり得ますが、尊重と愛情をもって行いましょう。子どもやその保護者が不快に思わない範囲で楽しむことが大切です。
⑦寝かしつけのプロがいがち
誰がトントンしても寝ない子も、あの先生に任せておけば大丈夫! 絶対寝かしつけを成功させる人がいます。もちろん無理矢理ではなく、子どもの気持ちに寄り添う形なので単純にスキルが高いともいえます。
ワンポイント:寝かしつけのコツを他のスタッフと共有し、全員でその技術を学んでみては……といいつつも、言葉にしやすいスキルではないので、コツを聞いても真似できるかは別問題かも。個々の子どもに合わせた寝かしつけ方法を見つけることが、プロフェッショナルな保育士への道です。
●まとめ
保育士としての日々は、挑戦と発見に満ちています。これらのあるあるエピソードが、同じ経験をしている保育士の皆さんにとって、少しでも共感や新たな発見のきっかけになれば幸いです。
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元保育園園長&保育士のあくあです|保育士10年→転職して園長に|プロの視点で、子育てのヒント、保育業界の裏話、保育士の転職アドバイスをシェア|質問・相談、面接練習、フォロー大歓迎!
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