保育園の調理師さんは、毎日園児たちが食べる給食やおやつを作るお仕事です。子どもたちの成長をサポートするために、栄養や食事の楽しさを考えた食事を届けます。
でも気になるのは、やっぱり「お給料」や「働く環境」。今回は、保育園の調理師さんの給料や仕事内容、仕事のやりがいなどをわかりやすく紹介していきます!
保育園の調理師さんってどんなお仕事?
保育園では保育士さんだけでなく、事務の方や看護師さんなどいろいろな職員が働いています。その中で、園児たちが毎日食べるごはんやおやつを作っているのが調理師さんです。園児たちにとっては「給食の先生」として大人気!
調理師さんは、栄養士さんが考えた献立をもとに、バランスが良くて美味しい給食を作ります。「どうやったら楽しく食べられるかな?」と工夫しながら、子どもたちの成長を支える大切なお仕事です。
保育園の調理師さんの給料・年収【2024年版】
保育園の調理師さんのお給料は、私立と公立で少し違います。
勤務形態 | 私立保育園 | 公立保育園 |
---|---|---|
常勤(フルタイム) | 約26.9万円 | 約32.9万円 |
非常勤(パート) | 約17.3万円 | 約14.4万円 |
これを年収にすると、私立のフルタイムで約323万円、公立のフルタイムで約395万円ほどです。保育士さんよりは少し低めですが、正社員としての雇用なら社宅や託児施設を利用できることもあり、手取りが少なくても生活費のサポートが受けられます。
また、パートやアルバイトで働く場合、時給は1,000~1,200円くらいが目安です。
保育園調理師さんの勤務形態と配置ルール
保育園の調理師さんは、園児の人数に応じて配置が決まっています。
園児数 | 調理師の人数 |
---|---|
40人以下 | 1人 |
40~150人 | 2人 |
150人以上 | 3人(1人は非常勤) |
多くの園では「正社員の調理師さんと調理補助のパート」というような組み合わせで働いています。保育園の調理師さんには正社員だけでなく、パートやアルバイトの求人も多くあり、生活に合わせた働き方ができるのも魅力です。
保育園の調理師さんの具体的な仕事内容
- 食材の準備・下ごしらえ
献立表に合わせて必要な食材を発注し、納品の確認をします。調理の前に野菜などの下処理もきっちり行います。 - 給食やおやつの調理・盛り付け
子どもたちが食べやすいよう、食材の大きさややわらかさを調整します。アレルギー対応や離乳食も必要に応じて対応するので、配慮が欠かせません。 - 衛生管理と片付け
調理後は器具の洗浄や調理場の掃除、食材の保存管理など、衛生面にも気を配り、子どもたちが安心して食べられるようにします。 - 食育活動
最近では食育に力を入れる保育園も多く、子どもたちと一緒におやつを作るなど食に関わるイベントを行うこともあります。
調理師の資格は必要?
保育園で「調理師」として働くためには調理師免許が必要ですが、調理補助としてであれば無資格でも働ける場合もあります。資格取得には2つの方法があります。
- 調理師養成施設で学ぶ
調理師の学校で1年以上学び、卒業して資格を取得します。 - 実務経験を積んで調理師試験を受ける
飲食店などで2年以上働き、調理師試験に合格して取得する方法もあります。
保育園調理師のやりがいと大変さ
やりがい
- 子どもたちの笑顔が近くで見られる
作った料理を美味しそうに食べる園児たちの姿を見ると、「頑張ってよかった!」とやりがいを感じます。 - 子どもたちに「食べる楽しさ」を伝えられる
季節の食材や行事に合わせた献立で、子どもたちに新しい発見を提供するのも楽しいですね。
大変さ
- 家庭でも安心してもらえる存在に
子どもたちの食事がしっかり管理されることで、保護者も安心して子どもを預けられる環境づくりに貢献できます。 - アレルギー対応に気を遣う
アレルギーがある子どもへの対応は責任重大で、常に慎重さが求められます。 - 衛生管理が徹底されている
子どもたちの健康を守るため、食材の管理や調理場の消毒など、衛生面は特に徹底されています。 - 休みが取りにくい
少人数で運営する保育園も多く、休みを取りづらいと感じることがあるかもしれません。
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元保育園園長&保育士のあくあです|保育士10年→転職して園長に|プロの視点で、子育てのヒント、保育業界の裏話、保育士の転職アドバイスをシェア|質問・相談、面接練習、フォロー大歓迎!
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