乳児院で働くという選択肢! 子どもたちの「はじまりの家」を支える仕事【保育士向け】

保育

こんにちは、あくあ園長です。

今回は「乳児院で働く保育士さんのお仕事」について、深掘りしてお話ししていきますね。

保育士の就職先といえば、保育園やこども園が主流かもしれません。でも実は、乳児院という場所も、保育士さんがその力を活かして働ける、大切なフィールドなんです。

この記事では…

  • 乳児院ってどんなところ?
  • どんな子どもが過ごしているの?
  • 保育士として、どんなお仕事をするの?
  • 乳児院で働くメリットと大変さ
  • どうやったら乳児院で働けるの?

こうした疑問に、まるっとお答えしていきます!


乳児院ってなに?普通の保育園とどう違うの?

乳児院とは、さまざまな事情で保護者の元で暮らせない子どもたち(主に0〜2歳)を預かり、24時間体制で養育する施設のことです。

たとえば…

  • 虐待やネグレクトがあった
  • 保護者が精神疾患を抱えている
  • 経済的な困窮や突然の入院で子育てが難しくなった

そんな背景を持つ子どもたちが、安全な暮らしを守られるために、一時的に生活する場所が乳児院なんです。

保育園は「日中だけお預かり」、乳児院は「住んでいる場所」──この大きな違いが、仕事の内容にも表れてきます。


乳児院で働く保育士さんの役割とは?

保育士さんは、子どもたちの“育ちの土台”をつくる大黒柱。乳児院での保育士の仕事は、こんなことが中心になります。

◎日常生活のケア

  • 授乳・離乳食・食事介助
  • オムツ替え、排泄の援助
  • 睡眠、沐浴
  • 体調管理、病院の付き添い

赤ちゃんのお世話だけでなく、家庭のような「安心して過ごせる環境づくり」がとっても大切!

◎愛着形成のサポート

乳児期の子どもにとって「安心できる大人」との関係は、心の発達にとって最重要ポイント。保育士さんのぬくもりや声かけ、抱っこひとつで、子どもたちの心は育っていきます。

「先生」じゃなくて、「家族みたいな存在」──そんな距離感で寄り添っていくんです。


乳児院ならではのやりがいと大変さ

◎やりがいポイント

  • 小さな命の“最初の一歩”に深く関われる
  • ひとりひとりに寄り添った個別的な保育ができる
  • チームで支えるから学びが多い
  • 愛着形成を支えるプロとしてのやりがいがある

「あのとき抱っこしてくれた先生、あたたかかったな」──そんな記憶が、子どもたちの“心の宝物”になる仕事です。

◎大変なことも正直に

  • 24時間体制のシフト勤務(夜勤あり)
  • 泣き声が一日中響くことも
  • 虐待の後遺症で、関わりが難しい子もいる
  • 精神的にグッとくる瞬間も多い

でもね、大変だからこそ、チームで支え合い、分かち合えるやさしさがあります。


乳児院で働くには?向いている人の特徴

乳児院は、子どもたちにとって“家庭の代わり”となる場所。だからこそ、働く側にも高い人間力が求められます。特に以下のような方は、乳児院の仕事に向いているといえるでしょう。

1. 子どもの小さな変化に気づける人

乳児院には、まだ言葉を十分に話せない子どもたちが多くいます。泣き声のトーンや食欲、体の動かし方など、わずかな変化に気づく“感度の高さ”が必要です。

2. チームワークを大切にできる人

乳児院では保育士・看護師・栄養士・医師など、さまざまな専門職が連携して子どもを支えています。自分の専門だけにこだわらず、チームの一員として連携できることが大切です。

3. 夜勤や不規則な勤務に対応できる人

24時間体制で運営されている乳児院では、夜勤や早朝勤務もあります。生活リズムを調整しやすい方や、シフト勤務に前向きに取り組める方が向いています。

4. 感情のコントロールができる人

赤ちゃんは泣き止まなかったり、体調を崩したりすることも珍しくありません。そんな時に、感情を抑えて冷静に対応できる“おだやかさ”も大切な資質です。


乳児院で働くメリット・やりがい

乳児院での仕事には、他では味わえない深いやりがいがあります。

● ひとりひとりの成長を見守れる

保育園よりも少人数体制の中で、1人1人とじっくり関われる環境です。ハイハイができた、初めてご飯を食べた…など、成長の瞬間に立ち会えることがやりがいに。

● 家族のように信頼関係が築ける

家庭での育ちが難しい子どもたちにとって、乳児院は“家”のような存在。職員が深い信頼を得ることも多く、親のように慕われることがあります。

● チームで支える一体感がある

看護師・栄養士・児童指導員・心理士…さまざまな専門職が集まる環境で、互いに連携しながら支える実感があります。


転職のポイント|乳児院で働きたい方へ

乳児院で働くには、保育士資格のほかに「児童指導員」などの任用資格を取得していることが望ましいケースもあります。

また、公立と私立で採用ルートが異なるため注意が必要です。

  • 公立乳児院:地方自治体による採用試験(公務員試験)に合格する必要あり
  • 私立乳児院:施設ごとに独自採用あり。求人サイトやエージェントの活用が効果的

とくに私立乳児院では中途採用が行われるタイミングもさまざまなので、「保育士専門の転職エージェント」に登録しておくのがオススメです。求人の非公開案件なども紹介してもらえることがありますよ。


\あくあ園長からひとこと!/

わたしが園長になってから、何人かの職員が「乳児院で働きたい」と相談してくれたことがあります。その理由の多くが「もっと深く子どもと関わりたい」「保護者の代わりにしっかり支えてあげたい」というものでした。

実際に乳児院へ転職したスタッフからは、「1人ひとりに丁寧に寄り添えることがやりがい」と聞いています。

勤務体系が大変な時もあるけど、そこに“あったかい家庭”を作る喜びは、何ものにも代えられないものだと思います。


まとめ|「家庭の代わり」となる責任とやりがい

乳児院は、虐待・病気・経済的困窮など、さまざまな理由で家庭を離れた乳幼児にとって、最初の“安心できる居場所”です。保育士をはじめとした専門職がチームで関わり、子どもたちの心と体を支えていきます。

「子どもたちの家庭になりたい」「保育の仕事で、より深く人と関わりたい」そんな方にこそ、乳児院はぴったりの職場です。

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