こんにちは、あくあ園長です。
朝晩の空気がひんやりしてきて、園庭の木々も少しずつ紅く染まりはじめましたね。
そんな秋の深まりを感じる11月は、行事も多く、子どもたちの成長がぐんと感じられる季節です。
園では遠足や勤労感謝の日、落ち葉遊び、焼き芋会など…
どれも子どもたちの笑顔が輝くイベントばかり。
だからこそ「今月のおたより」で、そのワクワクや温かさをどう伝えるかがとっても大切なんです。
「気候の変化をどう書けばいいの?」「行事ネタが多くてまとまらない…」
そんな保育士さんの悩みを解消するために、今回は
“2025年版・11月のおたより文例集&書き方ガイド” をお届けします🍁
このページでは、
- 園全体・クラスだよりに使える書き出し例
- 乳児・幼児別の文例
- 行事ネタの取り入れ方
- 季節の言葉や挨拶例
などを、すべて網羅的にまとめています。
しかも今回は、あくあ園長ならではの“実際に使える”エピソードや文例も多数掲載。
「形式的にならない」「読む人の心に届く」おたよりづくりを一緒に目指していきましょう✨

🍁11月のおたよりで伝えたい3つのテーマ
11月は、季節の移り変わりがはっきりしている月。
文章に温度感を持たせることで、おたより全体がぐっと深みを増します。
① 季節の移ろいを丁寧に描く
「木枯らしが吹きはじめました」「日が暮れるのが早くなりましたね」
こうした一文を入れるだけで、読んだ人の頭の中に“秋の情景”が浮かびます。
子どもたちがどんな秋を感じているかを、一言添えるのもおすすめです。
② 行事と子どもの成長をリンクさせる
「落ち葉拾いをしながら、色や形の違いに気づいた子どもたち」
「勤労感謝の日に向けて、“ありがとう”を伝える練習をしました」
そんな具体的なエピソードが入ると、保護者に伝わる“子どもの姿”がリアルに。
③ 季節の健康管理を意識する
11月は気温差で体調を崩しやすい時期。
「衣服の調節」や「うがい・手洗いの習慣」について優しく触れておくと安心です。
おたよりは単なる報告ではなく、“園と家庭をつなぐ架け橋”。
読みやすく、実用的な内容にすることがポイントです。
🍎年齢別・11月のおたより文例集
11月は、季節が深まるにつれて子どもたちの遊び方や過ごし方にも変化が見えてくる時期です。
それぞれの年齢に合わせて、成長の様子をやさしく伝えていきましょう。
👶 0歳児クラスのおたより文例
朝夕の冷え込みが感じられる季節となりました。
子どもたちは、冬に向けて体をしっかり動かしながら、元気いっぱいに遊んでいます。
最近では、はいはいで好きな場所へ行けるようになったり、つかまり立ちに挑戦したりと、一人ひとりの成長が微笑ましいです。
外遊びの際には、落ち葉を手に取りながら“カサカサ”という音を楽しむ姿も見られます。
気温差が大きい季節ですので、衣服の調整や体調の変化に気を配りながら、あたたかく過ごしていきたいですね。
💡ポイント
この時期は「体調管理」「生活リズム」「触覚・音などの感覚遊び」をキーワードに入れると自然です。
🧸 1歳児クラスのおたより文例
秋もすっかり深まり、園庭では落ち葉やどんぐりを見つけるたびに「みてー!」と元気な声が響いています。
散歩の途中で木の実を拾ったり、落ち葉を踏んで音を楽しんだり、五感で秋を感じながら過ごしています。
最近では、お友だちとの関わりがぐんと増え、「いっしょにあそぼう」「かして」などのやり取りも見られるようになりました。
これから寒くなりますが、元気に体を動かしながら、季節ならではの遊びを楽しんでいきたいと思います。
💡ポイント
「ことばの発達」「お友だちとの関わり」「季節の自然体験」などを入れると親御さんの共感度が高まります。
🐿 2歳児クラスのおたより文例
日が暮れるのが少しずつ早くなり、秋の深まりを感じる季節になりました。
園庭の木々の葉が色づき、落ち葉を集めて“お弁当ごっこ”や“葉っぱの雨”を楽しむ子どもたち。
ごっこ遊びの世界が広がり、イメージを共有しながらお友だちと遊ぶ姿が増えてきました。
「○○ちゃんがごはん作ってるの!」「いらっしゃいませ~」と、やり取りを通して笑顔がいっぱいです。
これからも子どもたちの想像力や表現の芽を大切に育てていきたいと思います。
💡ポイント
2歳児は“ごっこ遊び期”の始まり。会話のやり取りや想像力を入れると文があたたかくなります。
🍠 3歳児クラスのおたより文例
肌寒い日も増え、季節は秋から冬へと移り変わろうとしています。
子どもたちは落ち葉集めやどんぐり拾いをしながら、自然の変化を体いっぱいに感じています。
クラスでは、拾ってきたどんぐりで工作をしたり、園庭で「焼きいもごっこ」をしたりと、秋ならではの遊びを満喫中です。
「○○ちゃんのいも、おいしそう!」「もっと作ろう!」と友だちとの会話も弾んでいます。
風邪をひかず、元気に遊べるように衣服の調節にも気を配りながら過ごしていきたいと思います。
💡ポイント
3歳児は「自然体験×仲間との遊び」の組み合わせが効果的。
“会話”や“共同作業”を入れると親御さんに成長が伝わります。

🌾 4歳児クラスのおたより文例
朝夕の冷え込みが少しずつ強くなり、秋の深まりを感じる季節になりました。
園庭では落ち葉を集めて「焼きいもごっこ」や「落ち葉シャワー」をして楽しむ姿が見られます。
お友だちと協力して片付けをしたり、遊びを通じてルールを守る姿も増え、心の成長を感じる毎日です。
運動会を通して育った“やり遂げる力”が、今も生活のあちこちで発揮されています。
これから訪れる冬に向けて、体をしっかり動かしながら元気に過ごしていきたいと思います。
💡ポイント
4歳児では「友だちとの協力」「行事を経た成長」「心の成長」がキーワード。
運動会の余韻を文章に残すと、親御さんが“わが子の成長”をより感じられます。
🎓 5歳児クラスのおたより文例(年長)
秋もいよいよ深まり、園庭の木々が赤や黄色に染まる季節になりました。
どんぐり拾いやお散歩を通して、自然の変化を感じながら日々を楽しんでいます。
最近では、就学に向けて自分のことを自分で行う意識も育ち、「自分の力でやってみよう!」という姿が多く見られるようになりました。
卒園までの時間を大切に、子どもたち一人ひとりが自信を持って次のステップへ進めるようサポートしていきます。
💡ポイント
5歳児では「自立」「小学校への意識」「まとめの時期」がテーマ。
「卒園まであと○ヶ月」というフレーズを入れると、年度の流れが意識されやすくなります。
🍠 11月の行事別・おたよりネタ例
11月は「自然」「感謝」「ぬくもり」がキーワード。
行事の多い時期なので、1つの文中に“行事+成長”をセットで入れるのがおすすめです。
🔸遠足・秋の自然体験
晴れた秋空のもと、遠足に出かけました。
公園では落ち葉を拾ったり、どんぐりを見つけたりと、秋の自然を満喫!
お弁当を食べるときの子どもたちの笑顔がとても輝いていました。
🔸勤労感謝の日
「いつもありがとう」の気持ちを込めて、園では“ありがとうカード”を作りました。
子どもたちが一生懸命に描いた絵には、家族や先生、給食の先生への感謝の気持ちがいっぱいです。
これをきっかけに、身近な人への感謝を伝える大切さを感じてくれたようです。
🔸落ち葉・どんぐり遊び
園庭に舞い落ちる落ち葉を集めて、“落ち葉ケーキづくり”を楽しみました。
友だちと協力して飾りつけをする姿から、想像力と協調性の芽がぐんぐん育っているのを感じます。
🌷 園長のアドバイス:おたよりを上手にまとめるコツ
おたよりを書くときに大事なのは、「文章の正しさ」よりも「気持ちの伝わり方」です。
あくあ園長が意識している3つのポイントをお伝えしますね👇
① “現場の声”をそのまま書く
子どもの言葉をそのまま引用するだけで、文章にリアリティが生まれます。
「おいもさん、まだかな〜」などのセリフは、読むだけで光景が浮かびますよね。
② 季節のワードを少しずつ変える
「秋晴れ」「木枯らし」「温かい日差し」「冬の足音」など、季節を感じる言葉を入れると、
マンネリを防げて、おたより全体に温度感が出ます。
③ “家庭とのつながり”を意識する
「おうちでもこんな話をしてみてくださいね」「一緒に秋探しをしてみてください」など、
家庭への呼びかけを入れると、園と家庭の連携が自然に強まります。
🍀まとめ:11月のおたよりは「ぬくもりと言葉の実り」を伝える季節
秋の深まりとともに、子どもたちの心もどんどん豊かになっていく11月。
おたよりには、その“日々の小さな変化”をやさしく書き留めるだけで十分です。
保護者の方が読んで「この園に通わせてよかった」と感じられるような、
そんな一枚を目指していきましょう🍂
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「おたよりを書くのが楽しい」「子どもたちの成長を伝えるのがやりがい」
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🍁11月のおたより書き出しテンプレート30選
季節の移り変わりを感じながら、読む人の心がふっと温かくなる——
そんな一文を中心に集めました。用途やトーンに合わせて使い分けてくださいね。
🌞【基本の挨拶系】
- 朝晩の空気がぐっと冷たくなり、秋の深まりを感じる季節になりました。
- 木々が色づきはじめ、園庭にも赤や黄色の葉っぱが舞うようになりました。
- 澄んだ青空と木枯らしの風に、冬の足音が少しずつ近づいてきましたね。
- 日中はぽかぽか陽気ですが、朝晩の冷え込みに秋の深まりを感じます。
- お散歩道に落ち葉が増え、子どもたちは秋探しに夢中です。
🍠【秋の自然を感じるトーン】
- 木の実やどんぐりを見つけては、「おみやげ!」と笑顔を見せる子どもたち。
- 園庭には落ち葉のじゅうたんが広がり、毎日が“秋の冒険”のようです。
- 落ち葉を集めて「焼きいもごっこ」や「葉っぱの雨」を楽しむ姿が見られます。
- 秋の虫たちの声が響く中で、子どもたちの笑い声も重なって、にぎやかな園庭です。
- 朝の冷たい空気が、子どもたちの元気な声で一気にあたたまります。
🧤【健康・体調に触れるトーン】
- 朝夕の寒暖差が大きく、体調を崩しやすい季節となりました。
- 手洗いうがいを習慣にしながら、元気に毎日を過ごしています。
- 冷たい風が吹くようになりましたが、園では子どもたちの笑顔がぽかぽかです。
- これからの季節、衣服の調節や体調管理に気を配りながら過ごしていきたいですね。
- 元気な子どもたちの姿に、季節の移り変わりのたびに力をもらっています。
🏃♂️【行事・活動を紹介するトーン】
- 運動会を通してぐんと成長した子どもたち。今月はその姿を遊びや生活にも生かしています。
- 秋の遠足では、自然の中でのびのびと体を動かし、笑顔がはじけました。
- 勤労感謝の日に向けて、“ありがとうカード”作りに取り組んでいます。
- 園では「焼きいも会」に向けて、子どもたちが楽しそうに準備を進めています。
- 製作活動では落ち葉やどんぐりを使って、季節ならではの作品が完成しました。
🧸【乳児・低年齢向けの柔らかいトーン】
- ひんやりとした風が心地よく、戸外遊びがますます楽しい季節になりました。
- お散歩では落ち葉を拾ったり、風に舞う葉っぱを追いかけたりと大はしゃぎです。
- はいはいで好きなところへ向かう姿や、「これなあに?」と興味を示す姿が見られます。
- 友だちと手をつないで歩く姿に、心の成長を感じるこの頃です。
- 「どうぞ」「ありがとう」のやり取りが自然に増えてきました。
🌼【年中・年長向けの成長を感じるトーン】
- お友だちと協力して遊ぶ姿が増え、関わりの中で思いやりの心が育っています。
- “自分でやってみよう”という気持ちが芽生え、身の回りのことも意欲的に頑張っています。
- 小学校への期待を胸に、日々の活動を通して自信をつけている子どもたちです。
- クラスの中でリーダー的な存在になる姿に、年長児らしい頼もしさを感じます。
- 残りの園生活を大切にしながら、一日一日を楽しんで過ごしています。
💬園長メモ(+αアドバイス)
- おたよりの“書き出し”は、その園の雰囲気を伝える「第一印象」。
- 定番フレーズに、子どもたちの様子を一文足すだけで“生きた文章”になります。
(例)「朝晩の冷え込みが強くなりました」→「朝晩の冷え込みが強くなりましたが、子どもたちは落ち葉遊びに夢中です!」
🌷まとめ:11月のおたよりは「ぬくもり」と「実り」を伝える月
11月は、季節の変わり目の中で子どもたちの成長がぐっと見えてくる時期。
落ち葉を拾い集めたり、友だちと一緒に「ありがとう」を伝えたり。
そんな一つひとつの姿が、保育の喜びそのものですよね。
おたよりを書くときは、「今、子どもたちが夢中になっていること」「ちょっとした成長」「保護者に伝えたいあたたかさ」を、
ほんの数行でもいいので丁寧に綴ると、心に響く一枚になります。
そして——
どんなに忙しくても、おたよりには“保育士の優しさ”がにじみ出るものです。
園長としても、そういう一文を見るたびに「この先生、子どもたちを本当に見てるなぁ」と感じます😊
💬あくあ園長から、がんばる保育士さんへ
保育の仕事って、行事準備や書類などで本当に大変。
それでも「子どもたちの笑顔が見たいから」と頑張る姿を、私は何より尊敬しています。
でももし今、「少し環境を変えたい」「もっと自分らしく働きたい」と思っているなら、
それは立派な前向きな気持ちです🌱
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🌼さいごに
秋の空のように、保育の毎日も日によって晴れたり曇ったり。
でも、どんな日も子どもたちはあなたをまっすぐ見ています。
その信頼こそが、保育士という仕事の一番の誇りです🌈
どうか無理せず、自分らしく、心をこめて過ごしていきましょう。
今月もすてきなおたよりが書けますように🍂✨

元保育園園長&保育士のあくあです|保育士10年→転職して園長に|プロの視点で、子育てのヒント、保育業界の裏話、保育士の転職アドバイスをシェア|質問・相談、面接練習、フォロー大歓迎!
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