こんにちは、あくあ園長です。
「志望動機ってどう書けばいいの?」「未経験でも大丈夫?」「面接で落ちたくない…」そんな声、よく聞こえてきます。
今回は、そんな保育士を目指すみなさんのために、志望動機の書き方をとことんわかりやすく解説します!
今すぐ使える例文はもちろん、「何を書いたらダメなのか」というNGポイント、勤務先ごとの特徴もバッチリ解説。この記事を読めば、自信を持って履歴書を書けるようになりますよ。
保育士の志望動機が大切な理由
まず最初に、「なぜ志望動機がそこまで重要なのか?」というところから。
園長の立場からハッキリ言いますと…
履歴書や面接の中でも、志望動機は最重要ポイントです!
なぜなら、保育士というお仕事は「人と人との関わり」がすべてだからです。
その人がなぜ保育士を目指したのか、なぜこの園を選んだのか、どんな気持ちで子どもたちと向き合おうとしているのか。
そういった”人となり”がにじみ出るのが志望動機なんです。
採用担当者はここを見てます!
- 保育に対する想いがあるか
- 園の方針に合いそうか
- 子どもとしっかり向き合えそうか
- 長く働いてくれそうか
つまり、志望動機は「この人と一緒に働きたいな」と思ってもらうための“ラブレター”のようなものなんですね。
志望動機を書くときに絶対おさえておきたい4つのコツ
さあ、いざ志望動機を書こう!と思っても、「何をどう書けばいいの?」と戸惑いますよね。
そんなあなたに、園長から伝えたい“書き方の黄金ルール”がこちら!
① 園を選んだ理由を明確に!
「なぜその園を選んだのか?」をはっきり伝えるのが第一歩。
保育理念、園の取り組み、先生方の雰囲気など、自分が共感したポイントを具体的に書きましょう。
✅ 例:「子どもの自主性を大切にする理念に共感しました」
✅ 例:「異年齢保育に力を入れている点に魅力を感じました」
② 保育士になりたいと思ったきっかけ
「子どもが好きだから」だけでは弱いんです。
具体的なエピソードや経験を交えて、「なぜ保育士を目指したのか」を伝えてください。
✅ 例:「近所の保育園でのボランティア経験がきっかけで…」
✅ 例:「自分の子どもの子育てを通して、保育の重要性を感じた」
③ 自分の強み・スキルをアピール
未経験でもOK!
接客業でのコミュニケーション力、事務職での正確さ、子育て経験など、保育現場で活かせるスキルはたくさんあります。
✅ 例:「接客業で培った“聴く力”を子どもとの関わりに活かしたい」
✅ 例:「育児経験を活かし、保護者の気持ちにも寄り添える保育を」
④ 入職後どうなりたいかも伝える
将来どんな保育士になりたいか?どんな貢献ができるか?
その「未来への姿勢」も、採用担当者はしっかり見ています。
✅ 例:「子どもの個性を引き出せる保育士を目指したい」
✅ 例:「長くこの園で、地域の子育てを支える存在になりたい」
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【経験別】保育士の志望動機例文
未経験・ブランクあり・保育経験者それぞれに合った伝え方とは?
それでは、よくある「保育士の転職背景」ごとに、実際の志望動機例を見ていきましょう。
文章の書き方だけでなく、「どんな意図でこの内容を入れているのか?」というポイントも一緒にお伝えしますね。
🔰 異業種からの転職(未経験)の場合
未経験の方は、「なぜ保育士になろうと思ったのか」「今までの仕事の経験で活かせるスキル」がカギになります。
✅ 志望動機の例文
親戚の子どもを預かる機会があったのですが、子どもと過ごす時間の中で、日々の小さな成長に感動し、この仕事に携わりたいと強く思うようになりました。
前職では、接客業としてアミューズメント施設で5年間勤務し、子どもとのコミュニケーションや保護者への対応にも携わりました。
保育士としては未経験ですが、子どもたちの目線に立ち、想いをくみ取る力や、チームで協力して動く経験は活かせると考えています。
貴園の「一人ひとりに寄り添う保育」に強く共感し、子どもたちの成長を支える保育士を目指したいと思い志望いたしました。
💡 園長ポイント解説!
- 「保育士を目指した理由」が明確になっていてGOOD!
- 異業種でも“人と関わる仕事”をしていた経験が保育に活きると伝えていて◎
- 「共感した園の方針」と結びつけているところが好印象!
👶 ブランクがある保育士さんの場合
出産や介護などで一度保育現場を離れていた方は、「ブランク期間をどう過ごしていたか」「復職のきっかけ」「今後どう働きたいか」を意識しましょう。
✅ 志望動機の例文
新卒から10年間保育士として働いていましたが、出産と育児のため一度現場を離れました。
子どもたちと過ごす日々の中で「やっぱり保育が好き」という気持ちが強まり、子どもが小学生になった今、復職を決意しました。
育児を通して、保護者の気持ちにもより深く寄り添えるようになったと感じています。
貴園の「家庭との連携を大切にする保育」に惹かれ、今後は保護者と一緒に子どもたちの成長を支える存在として貢献していきたいと考えています。
💡 園長ポイント解説!
- ブランクを「マイナス」ではなく「気づきの期間」として前向きに表現!
- 家庭との連携など、“保育+子育て経験”が活きるという視点がうれしい♪
- 「家庭との両立体制」や「サポートがあること」にも触れておくと、安心感につながります!
🧸 経験者の転職(前職も保育士)の場合
経験者は、これまでの実績+転職理由の伝え方が大切です。
「前職ではできなかったことが、この園なら実現できそう!」という“前向きな転職理由”がベストです。
✅ 志望動機の例文
前職では園児200名の大規模保育園にて、4年間勤務しておりました。
年間行事の進行や、複数担任制でのクラス運営など、多くの経験を積んできました。
その一方で、もっと一人ひとりの子どもと深く関わりたいという思いが強くなり、貴園の少人数制保育に魅力を感じ志望いたしました。
子どもたちのペースを大切にした関わりと、保護者との信頼関係づくりに力を入れて、今後も保育の質向上に努めたいと考えています。
💡 園長ポイント解説!
- 「前職でどんなことをしてきたか」が具体的でわかりやすい!
- 転職理由がネガティブじゃないのも◎
- 「志望先の保育方針」とリンクさせていて、熱意が伝わりますね!
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✖️ 志望動機でやってはいけないNG例
保育士の志望動機で「これは避けておきたいな…」というパターンもあります。採用担当者にマイナス印象を与えてしまう可能性があるので、要注意ですよ〜!
❌「家から近いから」「通いやすいから」だけの志望理由
これはよくあるNGです。もちろん勤務地や通勤時間は大切な条件ですが、それ“だけ”を書いてしまうと、「どこでもいいのかな?」と思われちゃいます。
🪄 どう書きかえる?
「家から近い=地域の子どもたちと関わりたい」という気持ちに言いかえてみましょう!
💡 例文:
自宅から近いということもあり、地域の子どもたちと深く関わっていきたいと思っています。貴園は地域との交流イベントにも力を入れていらっしゃるとのことで、保護者の方々とも信頼関係を築きながら、子どもたちの育ちを支えていきたいと考えています。
❌「人間関係が悪かったから」「前の園がブラックだったから」
正直な気持ちを伝えたくなるかもしれませんが、ネガティブな理由だけを出すと印象ダウン…💧
🪄 どう書きかえる?
「もっと〇〇な保育がしたかった」「園の方針と合わなかった」と“前向きな理由”に変換しましょう。
💡 例文:
前職では大規模な園でスピーディーな対応が求められましたが、一人ひとりとじっくり関わる保育を実践したいという思いが強くなりました。貴園では少人数保育を大切にされていると伺い、私の理想とする保育ができると感じて志望いたしました。
【勤務先別】保育士の志望動機の伝え方と例文
次は、応募先のタイプ別に“押さえるべきポイント”と“例文”を見ていきましょう!
🏫 公立保育園を目指す方へ
自治体が運営する公立保育園では「公務員としての自覚」と「地域貢献への意欲」が大切になります。
🪄 ポイントは?
- なぜその自治体を選んだのか
- 公務員保育士としての志
- 地域に根差した貢献の意思
💡 例文:
私は5年間、私立保育園で勤務してまいりましたが、地域により深く根差した保育を実践したいと考え、○○市の公立保育園を志望いたしました。
○○市が掲げる「子どもを真ん中に置いたまちづくり」の理念に強く共感しており、これまで培った保育経験を活かし、子どもたちの健やかな成長に貢献していきたいと考えております。
🏡 私立保育園を志望する方へ
私立保育園は、それぞれの園に特色や独自の保育方針があります。
🪄 ポイントは?
- 園の理念や活動方針に共感
- 自分の経験がどう活かせるか
💡 例文:
貴園の「遊びを通じて心を育てる保育」に大変共感し、私もその一員として子どもたちの感性を育んでいきたいと感じました。
前職では、自然体験活動や五感を使った遊びを積極的に取り入れており、その経験を活かして、貴園の保育に貢献したいと考えています。
👶 認定こども園の場合
こども園は保育と教育の両面を担っており、「保育士+幼稚園教諭」の視点が必要です。
🪄 ポイントは?
- 教育的要素への理解
- 両方の資格・経験があるなら強くアピール!
💡 例文:
大学時代に保育士資格と幼稚園教諭免許の両方を取得しましたが、どちらの要素も活かせる認定こども園で働きたいと考え、貴園を志望いたしました。
子どもの主体性を大切にしつつ、教育的な活動も取り入れる貴園の保育方針に魅力を感じています。遊びと学びをバランスよく提供できる保育士を目指していきたいです。
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🧸 児童福祉施設(障がい児施設など)に応募する場合
障がい児通所施設や児童養護施設などでは、より専門的な支援や個別対応が求められます。
志望動機では「なぜ福祉施設を選んだのか」「寄り添う気持ち・対応力」を伝えることがカギになります。
🪄 ポイントは?
- 障がい児保育に携わりたい動機
- 保育士としての気配り・観察力
- 保護者や支援者との連携意識
💡 例文:
以前、友人の子どもに発達障がいがあると知ったことをきっかけに、障がいを持つ子どもたちの育ちにもっと関わりたいという思いが強くなりました。
保育士として10年以上の経験を通じて、子ども一人ひとりの違いに目を向け、ゆっくり寄り添うことの大切さを実感してきました。
貴施設の「個性を大切にし、自己肯定感を育てる」という理念に共感し、私の観察力や気配りを活かして、子どもたちの安心できる居場所づくりに貢献したいと考えています。
🏥 院内・企業内保育所に応募する場合
病院や企業に勤務する職員の子どもを預かる保育所では、24時間保育や少人数制が特徴。
保護者の勤務形態を理解し、柔軟な対応ができることも大きなアピールポイントです。
🪄 ポイントは?
- 少人数保育への関心
- 保護者支援・柔軟な働き方への理解
- 働く親を支えたい思い
💡 例文:
私は300名規模の私立園での経験がありますが、一人ひとりとじっくり関わる保育をしたいという思いが強くなり、少人数保育を行っている企業内保育所に魅力を感じました。
また、母が看護師として夜勤をしながら育ててくれた経験から、仕事と子育ての両立を支える保育の大切さを実感しています。
貴所では職員のライフスタイルに寄り添った保育を実施されていると伺い、私の経験と想いを活かして、働く保護者の方々の力になりたいと考えております。
💬 志望動機がうまく書けないときは…
志望動機に悩むのは、みんな一緒です。
- 「子どもが好きだから」だけで止まってしまう
- 「志望動機が毎回似てしまう」
- 「自分の経験が何に役立つのか分からない」
そんなときは、以下のポイントから「自分の棚卸し」をしてみてくださいね。
🧩 あくあ園長の“志望動機づくり質問リスト”
- どうして保育士になろうと思ったの?
- 子どもと関わるなかで一番うれしかった瞬間は?
- 前の園で、どんなことを工夫していた?
- 保護者との関係で大切にしていたことは?
- どんな園だったら、自分らしく働けそう?
- どんなときに「保育っていいな」と感じる?
👉この6つの質問に答えてみるだけで、「あなただけの志望動機の種」が見えてきますよ!
📌 最後に|あくあ園長からのエール
保育士さんの志望動機は、単なる履歴書の一文ではなく、あなたの「想い」を届けるラブレターです。
「子どもが好き」という気持ちも、「もっと寄り添いたい」「支えになりたい」という思いも、立派な原動力。
でもその想いが伝わるかどうかは、“どう表現するか”にかかっているんです。
もし、「一人では不安だな」「自分に合う園ってどこ?」と迷ったら、転職エージェントを頼ってみるのも手ですよ!
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元保育園園長&保育士のあくあです|保育士10年→転職して園長に|プロの視点で、子育てのヒント、保育業界の裏話、保育士の転職アドバイスをシェア|質問・相談、面接練習、フォロー大歓迎!
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