保育ママって何?資格は必要?給料は? メリット・デメリットもわかりやすく解説

保育
あくあ園長
あくあ園長

こんにちは! 保育士・元保育園園長のあくあです。

 今日は「保育ママ」について、わかりやすい言葉で、なおかつ私の友人の体験を交えてお話ししていきます。


保育ママって何?

 保育ママとは、小さな子どもたちを家庭的な環境で保育する仕事です。2010年に制度が始まって以来、地域に根ざした少人数保育を行うため、多くの家庭から信頼を得ています。例えば、私の友人も保育ママとして働いていて、自宅の一部を保育室に改装して運営しています。

 保育ママの主な特徴は以下の通りです:

  • 対象年齢:0歳から3歳未満の乳幼児
  • 保育場所:保育ママの自宅や保育専用のマンション・ビルの一室
  • 対応人数:1人で最大3人まで、補助者がいる場合は5人まで

 子どもたちは異なる年齢で一緒に育ち、兄弟のように過ごすことができるため、自然なコミュニケーションスキルや協力の精神を学ぶ場にもなります。


保育ママになるための条件とは?

 保育ママになるための条件は地域によって異なりますが、一般的に以下の条件が必要です。例えば、友人が保育ママになる際には、以下の要件を満たす必要がありました。

  • 保育士、幼稚園教諭、看護師などの資格を持っていること
  • 自宅に保育スペース(最低6畳)があること
  • 健康で、日中フルタイムで保育ができること
  • 乳幼児を育てた経験があること

 また、地域によっては資格がなくても、指定された研修を受けることで保育ママとして働けることもあります。

ポイント

  • 自宅での保育が難しい場合は、別途保育スペースを借りる必要があるため、その費用も事前に考慮する必要があります。
  • 保育ママになるには、自治体ごとの制度や条件をしっかり確認することが重要です。

保育ママのお給料ってどのくらい?

 2021年度のデータによると、保育ママの月収は約35万9千円とされています。これは一般的な保育士の月収よりも高い金額です。ただし、働く地域や預かる子どもの人数によってお給料は変動することがあります。

 友人のケースでは、以下のように収入を見積もっていました。

  • 子ども3人を預かる場合:1人あたりの月収が約12万円
  • 補助者を雇って5人預かる場合:約60万円の収入も可能

 さらに、自治体から保育室の整備費用や運営費の補助が出ることもあり、これを活用することで初期費用を抑えられます。

補助金の例

  • 保育室の家具や安全設備に対する補助
  • 経営安定のための支援金

保育ママとして働くメリット

 保育ママのメリットは大きく分けて次のような点が挙げられます。

  • 少人数保育:一人ひとりの子どもにしっかり目を配れる
  • 保育方針の自由:自分の理想とする保育を実現できる
  • 保護者との距離が近い:日々の送り迎えで細かい情報交換が可能

 友人も、保育園では大勢の子どもたちに目を配るのが大変だったのに対し、今は少人数なので、子どもたちの性格や興味に合わせた保育ができていると話していました。


保育ママとして働くデメリット

 もちろん、デメリットもあります。特に以下の点はあらかじめ理解しておくべきです。

  • 保育スペースの確保:自宅を改装する必要がある場合がある
  • 準備の手間:自治体の認可や研修を受ける必要がある
  • 急な休みが取れない:保育ママは基本的に一人で保育を行うため、体調不良などで休むのが難しい

 友人も、体調が悪くても急に代わりが見つかりにくいと話しており、予め他の保育園と連携しておくなどの準備が必要だと感じているようです。


保育ママの将来性と需要

 保育ママの需要は、少子化が進む中でも増加しています。特に共働き世帯が増え続けているため、放課後や長期休暇中に子どもを預けるニーズが高まっているからです。国や自治体も保育ママを支援する制度を充実させており、次のような取り組みが進んでいます。

  • 処遇改善:2023年度には保育ママ1人あたり月額約1万円の処遇改善が行われました。
  • 補助金の拡充:保育室の整備費用や運営費の補助が増えている

 友人も、この処遇改善のおかげで、少しずつ給料が上がっていると実感しており、保育ママとしての働きやすさが向上しているようです。これからも、新たに保育施設が増える中で、保育ママの需要は高まり続けるでしょう。


保育ママになるための準備とサポート

 保育ママとして働くには、しっかりとした準備が必要です。特に、自治体の認可を受けるために多くの手続きが発生します。ここでは、友人が実際に行った準備を紹介します。

保育ママとして働くためのステップ

  1. 自治体の保育ママ制度に関する情報収集
  2. 保育室の安全基準を満たすための改装・準備
  3. 必要な書類や資格証明の提出
  4. 認可を受けるための研修や講習の受講

 友人もこの過程で多くのサポートを受けました。自治体や保育関連の団体が提供している研修や相談窓口を活用し、スムーズに準備を進めることができました。


まとめ:保育ママとして働く魅力と現実

 保育ママは、自宅で少人数の子どもたちを家庭的な環境で保育できる、やりがいのある仕事です。友人も、保育士として働いていたときよりも、今はもっと子どもたちに寄り添えると感じているそうです。

 もちろん、デメリットや準備が必要なこともありますが、国や自治体の支援制度をうまく活用すれば、保育ママとして安定した収入を得ながら、理想の保育ができるでしょう。

 興味がある人は、自分の地域の保育ママ制度を調べて、ぜひ新しいチャレンジを考えてみてくださいね!

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