【保存版】保育士が知っておきたい保育園の熱中症対策と実践ポイント

スキルアップ

こんにちは、あくあ園長です。
夏になると毎年心配になるのが、子どもたちの「熱中症」。
特に保育園では、年齢や体格、体調がまちまちな子どもたちが一緒に過ごしているため、注意の仕方も一工夫が必要です。

今日は、保育士さんが現場でできる熱中症対策を、私の経験や周囲の先生たちの工夫も交えて、超具体的にまとめていきます。
読み終わったらすぐに園で取り入れられるはずですよ。


1. なぜ保育園では熱中症リスクが高いのか?

まずは基本の理解から。
熱中症は「体温調節機能」が未熟な子どもにとって、特にリスクが高い症状です。
保育園ではこんな要因が重なります。

  • 園庭や屋外遊びが多い
  • 水分補給を自分でコントロールできない
  • 体温や体調の変化を言葉で伝えられない子が多い
  • 活発に動き続けてしまう

実は、室内でも熱中症は発生します。
エアコンが効いていても、湿度が高かったり、風通しが悪かったりすると危険なんです。


2. 園で取り入れるべき「熱中症予防の基本」

「基本中の基本」をおろそかにすると、どんな工夫も台無しです。
私の園で必ず徹底しているポイントは以下です。

  • こまめな水分補給:30分おきに必ず飲む
  • 服装の工夫:吸湿速乾の素材、帽子必須
  • 遊びの制限:WBGT(暑さ指数)が高い日は屋外遊び中止
  • 休憩タイムの確保:日陰や冷房の効いた部屋でこまめに休む

特にWBGTはスマホアプリで簡単に確認できるので、私は毎朝の天気確認と一緒に必ず見ています。


3. 熱中症のサインを早くキャッチする方法

子どもは「気持ち悪い」と言えないことが多いです。
だからこそ保育士が早く気づく観察力が重要。

よくある初期サイン

  • 顔が赤くなっている
  • いつもより汗をかいていない
  • ぼーっとしている
  • 動きが鈍くなった

これらを見逃さないために、担当クラス全員の顔色を定期的にチェックする習慣をつけましょう。
私は「お水タイム」に全員の顔を見て声をかけるようにしています。


4. 園外活動時の熱中症対策

園外保育やお散歩は楽しい反面、熱中症リスクが一気に上がります。
特に移動中は水分補給のタイミングが減りがち。
そこで私が実践しているのは…

  • 出発前に全員水分補給
  • 小型の水筒やマグを必ず持たせる
  • 保冷剤入りのタオルを首に巻く
  • 日陰ルートを事前に確認しておく

さらに、目的地の近くで休憩場所(コンビニや公共施設など)を確認しておくと、急な体調不良にも対応できます。


6. 室内での意外な盲点

室内だからと油断すると危険です。
特に乳児室は、エアコンが効きすぎて冷えすぎた結果、体温調節が乱れ、逆に体調を崩す子もいます。

  • エアコンと扇風機の併用で空気を循環
  • 温湿度計で常に確認(25〜28℃、湿度50〜60%が目安)
  • 午睡時はタオルケットで体温を調整

✅ 「熱中症対策を園全体で徹底したいけど、人手不足で細かいケアまで行き届かない…」
そんなときは、待遇改善や人員配置の見直しも選択肢です。
保育士専門の転職エージェントなら、働きやすく安全管理がしやすい園を探してくれます。

「まだ転職するかは迷ってるけど…」そんな状態でも大丈夫!
転職エージェントは今すぐ転職しなくても、情報収集だけでもOK。
登録も相談も【すべて無料】だから、まずは気軽に話を聞いてみるだけでも大丈夫です♪
無理にすすめられることはないので、安心して相談できますよ!
✅ 詳しくはこちらから


7. 保育園の熱中症対策を強化するための実践アイデア

ここからは、単にマニュアルに載っている内容ではなく、私が園長として現場で工夫してきた「すぐに実践できる+効果が高い」対策をお伝えします。
同じ保育士仲間として、「これなら明日からできる!」と思ってもらえるはずです。

✅ 水分補給を“遊び”にする

「水を飲みなさい」と言っても、子どもは案外飲みません。でも「飲み物じゃんけん」や「コップの色あてゲーム」にすると、あっという間にゴクゴク飲みます。
特に年少さんは「ごくごくできたらスタンプカード」のように、達成感を感じられる仕掛けが効果的です。

✅ 日陰スポットを増やす

園庭にタープやサンシェードを増設するだけでなく、植木鉢を並べて緑陰を作るのもおすすめです。木漏れ日ができるだけで体感温度が違います。
予算がない場合でも、ブルーシートを活用した簡易日よけはすぐに作れます。

✅ 室内温度の見える化

保育室の温湿度計は、ただ置くだけでなく「子どもたちが見える位置」に設置しましょう。
「今は赤ゾーンだね、じゃあ水分補給タイム!」と、子ども自身が状況を理解して行動できるようになります。


8. 保育士自身も熱中症のリスクがある

忘れがちですが、熱中症は子どもだけでなく保育士にも起こります
炎天下での戸外活動、行事準備、送迎時の立ち番などで体温が上昇し、水分補給を後回しにしてしまうケースが多いのです。

私自身、数年前に運動会準備中に軽い熱中症になり、ふらつきと頭痛で午後の保育を代わってもらった経験があります。
「子ども優先」が当たり前の現場ですが、自分が倒れては元も子もありません。


9. 転職を考えるきっかけにもなる「園の熱中症対策レベル」

ここまで読んで、「うちの園、正直あまり熱中症対策できてないかも…」と感じた方もいるかもしれません。
実はこれ、転職を検討する立派なサインです。

  • 園として具体的な熱中症マニュアルがない
  • 室温・湿度の記録を取っていない
  • 職員の健康管理を後回しにしている
  • 夏の戸外活動が減らせない雰囲気

こういった環境は、職員も子どもも守れない危険な状態です。
自分や子どもの安全が確保されない職場で、無理を続ける必要はありません。


10. 安全な園で働くために、まずは情報収集から

「まだ転職するかは迷ってるけど…」そんな状態でも大丈夫!
保育士専門の転職エージェントは、今すぐ転職しなくても、情報収集だけでもOK。
登録も相談も【すべて無料】だから、まずは気軽に話を聞いてみるだけでも大丈夫です♪
無理にすすめられることはないので、安心して相談できますよ!

✅ 詳しくはこちらから


11. 保育園で実践できる具体的な熱中症対策【現場編】

「熱中症対策」とひと口に言っても、園児の年齢や体調、園の立地、園庭の環境によって有効な方法は微妙に違います。ここからは、保育現場で実際に取り入れやすく、しかも効果が高い対策を詳しく紹介しますね。

📌 室内環境の管理

  • 室温・湿度のこまめなチェック
    エアコンが効いていても、日差しの差し込みや人数の多さで室温はすぐ変わります。温湿度計をクラスごとに置いて、目に見える形で管理するのが◎。
  • 窓の開閉と空気循環
    冷房時でも空気がこもらないよう、扇風機やサーキュレーターで空気を回す工夫を。風が直接園児に当たらない位置に設置しましょう。

📌 園庭・屋外遊びの工夫

  • 時間帯の見直し
    夏場は10時〜15時を避け、早朝や夕方に屋外遊びを移動させるだけでリスクはぐっと下がります。
  • 日陰の活用
    既存の木陰やシェードを活用するほか、簡易タープを設置するのもおすすめ。
  • 地面温度の確認
    アスファルトや人工芝は照り返しで高温になりやすいので、手で触ってチェックする習慣を。

📌 水分補給のルール化

  • 「のどが渇く前」に飲む
    園児は遊びに夢中になると、自分から「水飲みたい」と言えない子も多いです。時間を区切って全員で飲む「水分タイム」を設定すると安心。
  • 飲みやすい工夫
    マイコップやストロー付きのボトルを使うと、こぼさず素早く飲めます。

12. 職員の体制と見守りのポイント

実は、熱中症対策は「物理的な対策」だけでなく、「人的な見守り」が欠かせません。

📌 役割分担

  • 「遊びに夢中な子を観察する人」
  • 「水分補給を声かけする人」
  • 「体調変化を記録する人」
    といった具合に、職員同士で役割を明確にすると見落としが減ります。

📌 保護者との連携

  • 登園時に「今朝の体調」や「朝食の量」を聞き取ると、午前中の活動を安全に調整できます。
  • 園での水分補給や休憩状況を簡単に連絡帳で共有するのも安心材料。

13. 園の規模や環境別のアレンジ例

小規模保育園

  • 園庭が狭い場合は、室内にミニプールや水遊びコーナーを作って涼しく過ごす。
  • 人数が少ない分、一人ひとりの体調を細かくチェックしやすい利点を活かす。

大規模園

  • 園庭にシェードを複数設置してグループごとに日陰で遊べるようにする。
  • 全体で一斉に動くのではなく、クラスごとに時間をずらして屋外遊び。

14. 「もしも」に備える!熱中症発症時の初期対応

どんなに予防していても、100%防ぐことはできません。だからこそ、発症時の初動が命を左右します。

  1. 涼しい場所に移動
    日陰や冷房の効いた部屋に移す。
  2. 衣服をゆるめる
    熱のこもりを防ぎ、風を通す。
  3. 水分・塩分の補給
    経口補水液やイオン飲料がベスト。
  4. 体を冷やす
    首・わきの下・太ももの付け根など、太い血管が通る部分を冷やす。
  5. 意識がない・呼吸が不安定な場合は即119番

15. 最新!国・自治体の熱中症対策補助制度まとめ

現場だけでなく、制度を活用して設備を整えることも重要です。2025年の最新制度をご紹介します。

国・都道府県・市町村による3分の1補助の制度

「保育環境改善等事業(熱中症対策事業)」といって、冷房設備の新設または更新に対して、国:1/3、県:1/3、市町村:1/3で補助されます。
1施設あたり最大102.9万円まで対応可能です。

各自治体での独自補助

  • 神奈川県座間市では、同制度を独自に導入し、2025年4月〜9月が申請期間となっています。
  • 下野市でも補助があり、冷房設備更新に最大1,029,000円の補助が受けられます。
  • 北広島市にも同様の設備補助制度が設けられています 。

その他の補助制度にも活用可能?

例えば、省エネルギー設備導入への補助(冷房機器など対象)は、50%まで補助される場合もあり、熱中症対策にも転用可能です 。

ーー
あくあ園長からのヒント
「自治体によって補助内容が違うので、まずは自治体の公式ウェブサイトをチェック!窓口への直接確認もおすすめです。」


16. 転職するならチェックしたい「熱中症対策が整った園」の見極めポイント

安心して働ける園を選びたい保育士さんへ。転職活動で園の対策状況を見抜くコツをあくあ園長が伝授します。

チェックポイント内容
補助制度を活用している冷房設備の更新歴があるか確認
温湿度のモニタリング室温・湿度が見えるようになっているか
日陰やタープの有無屋外スペースが涼しく設計されているか
水分補給のルール時間を決めて全員に声がけしているか
職員の意識と研修熱中症のリスクと予防策を理解しているか

求人票や面談の際にこれらを尋ねることで、園の本気度が見えてきます。

ーー
あくあ園長からの提案
「もし聞きづらい場合は、“保育士専門の転職エージェント”に相談してみましょう。園の実際の状況や取り組みを教えてもらえますよ!」


17. 安全な職場へ一歩踏み出すなら――

「職場環境がどうにも不安」、「もっと安全な園を探したい…」
そんなあなたへ、まずは情報収集から始めてみませんか?

保育士専門の転職エージェントなら、以下のようなサポートが受けられます:

  • 希望の条件(熱中症対策が整っているかなど)を伝えて求人紹介
  • 年収や待遇だけでなく、職場の雰囲気や設備状況も相談できる
  • 最初は相談のみでもOK!登録・利用ともに完全無料

「現場の声や内部情報を知った上で選びたい」と思う方は、ぜひ以下から登録を✨

【保育士専門エージェント】熱中症対策が整った保育園を探す


まとめ ~安心できる保育現場をあなたの手で選ぼう~

  • 熱中症対策は現場対応+制度活用でさらに強化できます
  • 最新の補助制度を活用すれば、冷房設備の導入や更新も現実的に
  • 転職するなら、「安全性の整った園」を見極める視点が大事
  • 保育士専門エージェントの活用で、ミスマッチのない転職が可能です

保育士さん一人ひとりの安心が、園児の笑顔にもつながります。
熱中症に負けない、安全で明るい保育現場を、ぜひ一緒に作っていきましょうね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました