こんにちは、あくあ園長です。
今このページを開いたあなたは、「もう限界かもしれない」「最近、気分が沈んでどうしようもない」と思いながら、検索してたどり着いたんじゃないでしょうか。
もしかしたら「保育士を辞めたい」と考えているかもしれませんね。
結論から言うと、その気持ち、めちゃくちゃ分かります。そして、ひとつだけ言わせてください。あなたが弱いんじゃない。環境がキツすぎるんです。
本記事では、保育士がうつ病になりやすい理由、症状、対処法、そして働き方の見直し方について詳しく解説します。
この記事を読み終わる頃には、「こうすればいいのか」「私は一人じゃないんだ」と思えるはずです。
なぜ、保育士はうつ病になりやすいのか?

保育士の仕事は、命を預かる責任の重さと、人間関係のストレスのダブルパンチ。
「子どもが好きで保育士になったのに、なぜこんなにつらいんだろう…」と思う人も多いはずです。
✔ 人手不足で仕事量が多すぎる
✔ 保護者対応で理不尽なクレームを受ける
✔ 職場の人間関係がしんどい(派閥・陰口・孤独感)
✔ 子どもの安全を守るプレッシャーが大きい
✔ プライベートの時間がなく、リフレッシュできない
✔ 給料が低く、頑張っても報われない
こうしたストレスが積み重なることで、「もうダメかもしれない…」と感じてしまうのは自然なこと。
これはあなたのせいではなく、環境の問題なんです。
「もしかして、うつ病?」チェックリスト

「ただの疲れかな?」と思って放置していると、心も体もどんどん動かなくなってしまいます。
まずは、今の自分の状態をチェックしてみましょう。
☑ 身体的な症状
✅ 眠れない、または逆に過剰に寝てしまう
✅ 食欲がない、または食べすぎてしまう
✅ 慢性的な疲労感、体がだるくて動けない
✅ 頭痛・肩こり・胃痛・動悸・息苦しさ
✅ 月経不順や体重の増減が激しい
☑ 精神的な症状
✅ 気分が沈む、常に不安感がある
✅ イライラしやすい、感情のコントロールができない
✅ 何をしても楽しくない、興味が持てない
✅ 集中力が続かない、ミスが増える
✅ 何をするにもやる気が出ない
これらの症状が2週間以上続いている場合は、うつ病の可能性が高いです。
「最近ずっとつらいな…」と思うなら、今の環境を見直すタイミングかもしれません。
保育士のうつ病、どうしたらいい?
うつ病は「気持ちの問題」ではなく、脳の神経伝達物質のバランスが崩れて起こる病気です。
だからこそ、適切な対処をしないと、どんどん悪化してしまうんです。
① まずは誰かに相談する
「職場に相談してもどうにもならない…」と思うかもしれませんが、今の状況を誰かに話すだけでも、気持ちは軽くなります。
- 信頼できる同僚・先輩に話してみる
- 家族や友人に今の状況を伝える
- 保育士専門のカウンセリングサービスを利用する
それでも状況が変わらないなら、思い切って環境を変えるのもアリです。
② 休む勇気を持つ
「休んだら迷惑をかける」「代わりがいない」と思っていませんか? でも、あなたが倒れたら、結局は周りにもっと負担がかかるんです。
有給休暇を使う、傷病手当を申請するなど、まずはしっかり休息をとりましょう。仕事のことは考えずに、ひたすら自分の心と体を回復させる時間を作ることが大切です。
③ 働き方を見直す
もし「このままじゃダメだ」と思ったら、働く場所を変える選択肢を持つのも大切。「保育士=激務」と思われがちですが、もっとゆるく働ける職場もあります。
✔ 院内保育(病院内の保育所)→ 少人数制でストレスが少ない
✔ 小規模保育園(定員19名以下)→ アットホームな環境
✔ 企業内保育所(会社の中にある託児所)→ 保護者との関係が良好
✔ 派遣保育士・パート保育士→ シフト自由&残業なし
「もっと楽に働いていいんだよ」と、自分に言ってあげてください。
うつ病にならないためのセルフケア

うつ病は、ストレスを溜め込むことで発症しやすくなります。
以下の習慣を意識するだけで、心の健康を守ることができます。
✔ 三食しっかり食べる(栄養バランスを意識)
✔ 休日の予定を充実させる(リフレッシュする時間を作る)
✔ 異業種の人と会って話す(視野を広げる)
✔ 趣味に夢中になる(仕事以外の楽しみを見つける)
✔ 職場の飲み会はほどほどに(人間関係のストレスを減らす)
✔ 子どもに癒される(仕事の中でポジティブな瞬間を見つける)
「このまま続けるのはムリかも…」と思ったら、転職も選択肢のひとつ
保育士として働きたい気持ちがあっても、今の環境がつらすぎるなら、無理に続ける必要はありません。
もっと働きやすい職場、もっと自分に合った働き方を見つけることで、保育士の仕事を楽しく続けられる可能性が高まります。
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最後に…
あなたは、十分すぎるほど頑張ってきました。
でも、頑張りすぎて壊れてしまっては、子どもたちに笑顔を向けることもできなくなります。
「もう限界かも」と感じたら、あなたの心を守ることを最優先にしてください。
無理しなくて大丈夫。もっとあなたらしく働ける場所は、きっとありますよ。

元保育園園長&保育士のあくあです|保育士10年→転職して園長に|プロの視点で、子育てのヒント、保育業界の裏話、保育士の転職アドバイスをシェア|質問・相談、面接練習、フォロー大歓迎!
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